

本州一広い岩手県で、小柄さんが自分サイズの服に出会うための長旅。
本州で一番広い面積を誇る、岩手県。
雄大な岩手山を望む盛岡市から、工業団地が広がる北上市、歴史ある平泉や一関市、そしてリアス式海岸が美しい宮古市や釜石市まで。
同じ県内といっても、内陸と沿岸では気候も違えば、買い物に行くお店の事情も全く異なります。
そんな岩手県にお住まいの、身長150cm前後の小柄な女性たちにとって、「ワンピース選び」は一筋縄ではいきません。
ただでさえ既製品のフリーサイズ(Mサイズ)は丈が長く、ウエストの位置が合わないのに、岩手特有の「移動距離の長さ」と「厳しい冬の寒さ」が立ちはだかるからです。
「盛岡のフェザンまで買い物に行きたいけど、沿岸からだと山越えが大変」
「北上のイオンに行ったけど、結局Sサイズが見つからなくて、子供服コーナーを見て帰ってきた」
「通販で買ったワンピース、生地が薄すぎて岩手の凍てつく風には耐えられなかった」
おしゃれをしたい気持ちはあるのに、物理的な距離やサイズの問題で諦めてしまっていませんか?
しかし、広い岩手県だからこそ、各エリアの主要スポットをピンポイントで攻略すれば、お直し不要で着られる運命の一着は見つかります。
老舗百貨店の「カワトク」にある信頼のブランドから、北上や一関のロードサイド店で使える裏技、そして雪国ならではの「車移動」を前提とした賢いワンピース選びまで。
この記事では、岩手県全域のSサイズ女子に向けて、明日から使えるファッション攻略ガイドをたっぷりと書き綴ります。
県内各地から買い物客が集まる盛岡市。
やはり岩手県内で最も小さいサイズの服が集まっているのはこのエリアです。
盛岡駅直結のフェザンと、菜園にあるパルクアベニュー・カワトク、この2つをどう使い分けるかが鍵となります。
若い世代や、流行のデザインを安く手に入れたいならフェザンです。
ここに入っている「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」や「VIS(ビス)」などの人気ショップ。
店舗にはMサイズやフリーサイズしか置いていないことが多いですが、実は公式WEBストアで注文した「WEB限定の低身長サイズ」を、店舗受取りにすることができます。
特にローリーズファームのワンピースは、丈が選べるシリーズや、Sサイズ展開がある商品が増えています。
「ネットで注文して、仕事帰りや通学途中にフェザンで受け取る」。
これなら送料もかからず、その場で試着して合わなければ返品対応もスムーズです。
盛岡駅を利用する人だけの特権とも言える、賢い買い方です。
岩手県民の信頼を一手に引き受ける百貨店、カワトク。
ここの婦人服売り場には、盛岡マダム御用達の「小さいサイズコーナー」があります。
特に注目すべきは、オンワード樫山の「23区S」や「組曲S」です。
これらのブランドが作るワンピースは、東北の寒さを知り尽くしたかのような、しっかりとした生地感が特徴です。
ペラペラのポリエステルではなく、上質なウールやツイード素材を使ったワンピースは、暖かさが段違いです。
しかも、身長150cm設定で作られているため、袖丈も着丈もお直し不要。
結婚式のお呼ばれドレスや、子供の七五三、卒業式などに着ていく「恥ずかしくない一着」を探すなら、迷わずカワトクへ向かいましょう。
盛岡には巨大なイオンモールが2つ(前潟と南)あります。
ここでの狙い目は「GU」です。
店舗にはSサイズまでしかありませんが、アプリで「XSサイズ」を注文し、店舗受取りにする技が使えます。
特にGUのニットワンピースは、XSを選ぶことで着丈が数センチ短くなり、ショートブーツとのバランスが劇的に良くなります。
駐車場が広いので、車でさっと取りに行けるのも魅力です。
北上市、奥州市(水沢・江刺)、一関市など、県南エリアにお住まいの方は、わざわざ盛岡まで行かなくても、近くのショッピングセンターで十分に戦えます。
北上市民の憩いの場、江釣子パル。
ここに入っている専門店街を侮ってはいけません。
地元のセレクトショップには、大手チェーン店にはない「一点物のSサイズ」が紛れ込んでいることがあります。
また、併設されているイオンの衣料品売り場にも、実は「プチサイズ(身長150cm前後向け)」のコーナーがひっそりと設けられていることがあります。
婦人服売り場の端、またはシニアコーナーの近くにあることが多いので、一度パトロールしてみてください。
ミセス向けのブランドが多いですが、シンプルな無地のワンピースなら、30代・40代でも十分に活用できます。
一関や奥州にあるイオンなどの大型店に入っている「Honeys(ハニーズ)」や「Green Parks(グリーンパークス)」などのプチプラ店。
これらはSサイズの在庫が比較的豊富です。
特にハニーズは、ワンピースのSサイズ展開がある商品が多く、丈感も短めに作られています。
中高生向けと思われがちですが、最近は「GLACIER(グラシア)」という大人向けラインがあり、オフィスカジュアルに使えるきれいめワンピースが揃っています。
価格も安いので、雪道で汚れても気にならない「通勤用」として最適です。
「近くにお店がない」「冬道運転は怖い」という方は、通販専門の小さいサイズブランド「Petitjo(プッチージョ)」をチェックしてみてください。
最初から低身長さん向けに設計されているので、届いてすぐに着られます。
宮古市、釜石市、大船渡市などの沿岸エリアや、久慈市、二戸市などの県北エリア。
内陸の盛岡や北上に出るには、山を越えなければなりません。
冬場は特に移動が命がけになるため、このエリアの方は「失敗しない通販」を極めるのが正解です。
沿岸部の方が通販でワンピースを買う際、一番のリスクは「サイズが合わなかった時の返送の手間」です。
そこでおすすめなのが、「Amazon Prime Try Before You Buy」や「MAGASEEK(マガシーク)」などの、返品が容易なサービスです。
Amazonなら、対象のワンピースを自宅に取り寄せて試着し、気に入らなければ着払いで返送できます。
これなら、自宅が試着室代わりになります。
宮古や釜石にもヤマト運輸やコンビニはあるので、返送作業もそこまで苦になりません。
「Sサイズ」で検索をかけ、ジェラートピケやミラオーウェンなどのブランド服を取り寄せてみましょう。
グローバルワークなどを展開する「.st」の公式サイトには、全国のショップスタッフのコーディネートが見られる「STAFF BOARD」があります。
ここで、身長150cm前後のスタッフ(しかも東北エリアのスタッフなら尚良し)をフォローしましょう。
彼女たちが着ているワンピースの丈感や、合わせているブーツの種類は、非常に参考になります。
同じ身長のスタッフが「このワンピはSサイズでくるぶし丈です」と書いていれば、試着なしで買っても失敗しません。
岩手の冬は、雪の量もさることながら「寒さ」と「風」が厳しいのが特徴です。
内陸のダイヤモンドダストが見られるような寒さにも負けない、賢いワンピースの選び方です。
岩手は完全な車社会です。
ドア・ツー・ドアで移動することが多いですが、駐車場から建物までのわずかな距離でも、猛烈な寒風に晒されます。
ワンピースを選ぶ際は、必ず「アウターからはみ出さない丈」を選んでください。
ロングコートの裾から薄手のワンピースが出ていると、見た目が悪いだけでなく、そこから冷気が入り込んで体を冷やします。
また、乗り降りの際にドアに挟んで汚してしまうリスクもあります。
身長150cmの方なら、着丈100cm〜110cmくらいのワンピースが、一般的なロングコートの中に綺麗に収まります。
岩手の冬に、素足や薄手のストッキングでワンピースを着るのは自殺行為です。
必ず「120デニール以上の裏起毛タイツ」や「レギンス」を履くことになります。
ワンピースを買う時は、この厚手のタイツを履くことを想定して、少しゆとりのあるサイズを選びましょう。
特にニットワンピースの場合、ピタピタのSサイズを選ぶと、タイツの厚みで摩擦が起き、歩くたびにスカートがずり上がってくることがあります。
少しゆとりのあるシルエットか、裏地がつるっとした素材のものを選ぶのが、静電気と摩擦を防ぐコツです。
マフラーをしても隙間風が入ってくる岩手の冬。
首元が開いたVネックのワンピースは、正直寒くて着ていられません。
小柄さんにおすすめなのは、首元まで暖かい「タートルネック」や「ハイネック」のニットワンピースです。
「首が詰まっていると、背が低く見えるのでは?」と心配な方は、髪をアップにしてまとめれば、視線が上にいき、スタイルアップ効果が狙えます。
首元を隠すことで、防寒とおしゃれを両立させましょう。
岩手県は広いですが、それぞれのエリアに「小さいサイズ」を見つけられる場所は必ずあります。
盛岡のフェザンやカワトクで、とっておきの一着を探す。
北上や一関のイオンで、日常使いのSサイズを賢く手に入れる。
そして沿岸や県北からは、便利な通販サービスを駆使してトレンドを取り入れる。
雪かきで疲れた日も、寒くて布団から出たくない朝も、クローゼットにお気に入りのジャストサイズのワンピースがあれば、きっと気持ちは晴れやかになります。
厳しい冬を越えて、春には桜の名所(北上展勝地など)へ着ていけるような、素敵なワンピースを見つけてくださいね。